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不動産担保ローンの世界ではローン返済が出来なくなった場合をあらかじめ想定して、リコースローンとノンリコースローンの二つの組み方が選べるケースがある。

両者の相違とは何か。

リコースローンとは融資対象の不動産担保に加えて他の担保(例えば連帯保証人などの人的担保)や個人保証といったものまでも返済する際に遡及して返済義務が及ぶ類のローンの組み方だ。

もちろんこうした不動産担保ローンの組み方は一般的なものであり、そうした多数の担保ないしは返済手段を保持しているからこそ借り手に対する信頼が生まれ、それによって低金利でローンを組むことが出来る。

これは不動産担保ローンのメリットでもあるが、逆に言えば返済が出来なくなれば失うものも多い、ということになる。


ノンリコースローンとはそれとは異なり、人的担保や物的担保は返済する際の手段としては用いられない。

あくまで担保となる不動産の収益能力だけが査定の基準とされる。担保となる物件以外には遡及して返済の義務を果たすための対象とは見做されるものはないこと、これがノンリコースローンの特色だ。

当然のことながら金利は相対的に高くなるし、強力な返済手段となり得る物件を指定出来ないためにリスクが高まる傾向がある。

逆 に言えばそのリスクを想定した、小回りの効いた運用(例えば個人のアパート経営など)が可能となるという部分も特徴としては挙げられるだろう。従来の日本 ではリコースローンが主流だったが、少しずつこのノンリコースローンという不動産担保ローンの組み方も定着してきつつある。



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